返ってこないボールを投げ続けることは
どういうことなのか
良いのか悪いのか
返ってこない以上
分からない
ただ
投げ続けたいから投げている
だって
どのくらいそれが届いているのかも
分からないから
途絶えさせることの方が
今の僕には
できないんだ
返ってこないボールを投げ続けることは
どういうことなのか
良いのか悪いのか
返ってこない以上
分からない
ただ
投げ続けたいから投げている
だって
どのくらいそれが届いているのかも
分からないから
途絶えさせることの方が
今の僕には
できないんだ
手を差し伸べてくれた仲間がいなければ
本当に星に帰っていたところかもしれない
と言うか星になりたい勢いだった
余韻は今もあり
心からまだ血が流れるけれど
大丈夫
多分今までで一番傷ついたけれど
昔よりも丈夫だと分かったよ
矛盾しているように聞こえるかもだけれどね
なんと言うかひどさ加減が今までで一番だったかな
こんなに錆びた剣で斬りかかられたのは初めてだ
しかもここはまだ暗闇
光は遠くに見えるけど
手元が見えないよ
仲間はその剣が錆び錆びだと教えてくれなければ
あたしはその剣に首を差し出したかもしれなかった
自分のバカさ加減に呆れつつも
仲間のありがたさに感謝しよう
まだ言えてないことがあるけれど
いつか言える日も来るはず
戦うつもりはない
あたしは進みたいところへ行くだけだ
錆びた剣は
恐ろしくもなんともない
うずくまって動けなくて
自分が傷つくのは嫌だけど
誰かを傷つけるのはもっと嫌だ
でも
分からないところでそう言うことは
世の中にはあるもので
それがどのくらい前からなのかとか
謝ることができないとかと言う状況も
世の中にはあるもので
そしたらどうしたらいいのか分からなくなって
うずくまるしかなくて
どんなに苦しんだって
取り返しはつかないのに
教えてくれなかったことを
責めてもしかたないのに
色々考えて
今になったろうに
謝っても届きもせず
僕は今日もどうしたらいいか分からない
満月にクラクラした
夏の暑い日に太陽を見てしまったような感覚に似ていた
とてつもない眠さとともに
クラクラと目が回った
この満月は何をしているのだろう
新しい扉をくぐるためのまだ準備中なのだろうか
立っている場所がいまだ見えないまま
暗闇に走る車のように
行き先も見えない
はて、夏至には水平線に太陽は登りだすだろうか
そのために僕は何をすればいい