本当に月って一つしかないのだろうか
そう思って見上げる
何個もある設定の世界もあるかもね
月齢の月は毎日誰かが入れ替えてるんだ
親指と人差し指でちょいっとつまんでね
僕がぐっすり寝ている間に
取り替えられるんだ
太陽は燃えているから無理かもね
だから月だけちょいと取り換えるんだ
だから早く寝てあげないとね
指をペチペチ待っている
おやすみ
月のかみさま
本当に月って一つしかないのだろうか
そう思って見上げる
何個もある設定の世界もあるかもね
月齢の月は毎日誰かが入れ替えてるんだ
親指と人差し指でちょいっとつまんでね
僕がぐっすり寝ている間に
取り替えられるんだ
太陽は燃えているから無理かもね
だから月だけちょいと取り換えるんだ
だから早く寝てあげないとね
指をペチペチ待っている
おやすみ
月のかみさま
好きだと言えるのはとても幸せなこと。
言えるのならば、どうか伝えてください。
それは伝えることの幸せと。
その言葉を発することができる体の幸せと。
もしも明日世界が終わっても、想いを伝えられたという幸せと。
それは言えない今のあたしには到底手に入れられない幸せなのです。
あまりにも理不尽だ。
伝えたい人には伝わらないかも知れない。
それでもあたしはどこかに向かうんだ。
自分を大事にして思うように生きた方がいいと言われる。
そうしたいんだ。
だから足を踏み出し続けるけれど、どうしたら躓かず進めるのか。
というか、そのあたしの足を掬おうとするものをどうやったら押しやれるのだろう。
返ってこないボールを投げ続けることは
どういうことなのか
良いのか悪いのか
返ってこない以上
分からない
ただ
投げ続けたいから投げている
だって
どのくらいそれが届いているのかも
分からないから
途絶えさせることの方が
今の僕には
できないんだ
手を差し伸べてくれた仲間がいなければ
本当に星に帰っていたところかもしれない
と言うか星になりたい勢いだった
余韻は今もあり
心からまだ血が流れるけれど
大丈夫
多分今までで一番傷ついたけれど
昔よりも丈夫だと分かったよ
矛盾しているように聞こえるかもだけれどね
なんと言うかひどさ加減が今までで一番だったかな
こんなに錆びた剣で斬りかかられたのは初めてだ
しかもここはまだ暗闇
光は遠くに見えるけど
手元が見えないよ
仲間はその剣が錆び錆びだと教えてくれなければ
あたしはその剣に首を差し出したかもしれなかった
自分のバカさ加減に呆れつつも
仲間のありがたさに感謝しよう
まだ言えてないことがあるけれど
いつか言える日も来るはず
戦うつもりはない
あたしは進みたいところへ行くだけだ
錆びた剣は
恐ろしくもなんともない
うずくまって動けなくて
自分が傷つくのは嫌だけど
誰かを傷つけるのはもっと嫌だ
でも
分からないところでそう言うことは
世の中にはあるもので
それがどのくらい前からなのかとか
謝ることができないとかと言う状況も
世の中にはあるもので
そしたらどうしたらいいのか分からなくなって
うずくまるしかなくて
どんなに苦しんだって
取り返しはつかないのに
教えてくれなかったことを
責めてもしかたないのに
色々考えて
今になったろうに
謝っても届きもせず
僕は今日もどうしたらいいか分からない
満月にクラクラした
夏の暑い日に太陽を見てしまったような感覚に似ていた
とてつもない眠さとともに
クラクラと目が回った
この満月は何をしているのだろう
新しい扉をくぐるためのまだ準備中なのだろうか
立っている場所がいまだ見えないまま
暗闇に走る車のように
行き先も見えない
はて、夏至には水平線に太陽は登りだすだろうか
そのために僕は何をすればいい
また君がため息をつくかも
そう思っても
おせっかいをやめられないんだ
君のためにできることを
思いつくと
我慢ができなくて
やってる時は楽しくて幸せで
でも届けた後に
やっぱりおせっかいだったんじゃないかと
凹むんだ
どう思っているのか
分からないから
だっていつだって目の前で渡せないから
はて
僕の思いはどこへたどり着くのだろう
ただ君に会いたいだけなのに
僕にはそれすら許されないとは
ただ君に触れたいだけなのに
僕にはそれすら許されないんだ
ただ君と話したいだけなのに
僕にはそれすら許されないんだ
一体この気持ちはどうしたらいいんだ
捨て置くことすらしてもらえずに
本当はそれを許していないのは
僕自身なのかもしれないね
許す勇気がないんだ
許しても
君に許されなければ
それは永遠に叶うことのないものになるから
もしも世界が終わるとしたら
君はほっと
その胸にある絶望を
やっとこさ降ろせるのかな
でもごめん
僕は君のとセカイを諦められない
だから何度でも
君の手を引いて
シンセカイを目指すよ
結局のところ
疑問符をなくすことはできなかった
それでもいいさ
向かい合った時の心の緩み
触れた時の心の緩み
それが感じられたのだから
闇に飛び込む君に
ついていくのか?
引っ張り上げるのか?
あたしなら?
別の人なら?
あたしにはたとえ多少折れていたって翼はあるさ
君くらい抱えてみせる
調子に乗るな。と人生で幾度怒られたか。
怒られなくても注意されたり。
激しくひどいことをしているわけでは無いけれど、親しくなるとそう言いたくなってしまうような喋りだったり、距離感だったりになってしまう。
みたい。
相手も、この野郎大っ嫌いだ!とか、縁を切ってしまおう!というつもりでも無いからそうやって言うてくれるのであろうことは、分かっている。
分かってはいる。
でもそうすると僕はどう話していいか分からなくなる。
初対面の頃くらいに戻ってしまう。
本当にわからないんだ。
ただ、それがやっぱり極端すぎて相手を困らせてしまう。
そんな怒ったつもりじゃ無いんだけどと。
言いたいことはわかるのだが、どうもコントロールできない。
だからあまり距離を詰めて付き合わない。
心の開き方は忘れてしまったの。
でもね。
やっぱりそれじゃしんどくなるね。
またこんな日が来るとは思わなかったんだ。
誰かとの距離をなんとかしたいなんて。
僕はただ、君に触れたいだけなのに。
怖くてまた振り出しに戻る。
君のために咲く花を
見過ごし君だけ散り往くのか
君のために咲く花の
その香りすら届かない
君のために咲く花が
ただ月光に照らされて
散り果てるのは
はて、今宵だろうか
知りたいものは
欲しいものは
闇の奥に隠れていて
どう手を出せば
噛みつかれないのか
逃げられてしまわないのか
手段をいろいろ考えてみても
怖くて手をだせないの
それとも闇の外に
おびき出せばいい?
その首輪を
自らつけている首輪を
掴むのではなく
外してしまえば
目の前から消えてしまうのだろうか
今日もあたしは
闇を目の前にうずくまる
星の彼方に
君の想いが飛んで行くと
あたしの胸に突き刺さる
防御を持たないあたしは
ただそれを受け入れることしかできない
構わないんだ
嬉しい
楽しい
忙しい
そんなものなら。
悲しい
憎い
寂しい
助けてほしい
そんなものだと
何もできずにただ受け入れるだけしかできない
自分に息苦しくなるのだよ
何をしてあげればいいのかも
わからないんだ
想いが棘になって突き刺さるだけで
君が言葉にしない限り
あたしには何がどうしてどうなったのかすら
わからないんだ
君の口は相変わらず真一文字に閉じられて
ただ君の想いが
今夜も胸に突き刺さるだけ
あるいはそれはすでにあったのかも知れないと
ある時ふと気がつくのかも知れない
とてつもなくゆっくりと
時計の針が遡るのが見えるくらいに
落ちていく先にあるものはなんなのか
繋いだ手が滑る
もう一度と開いた手が掴んだのは
見えない何かだった
もう
もとあったあの手はないのだ
別の手に思い焦がれ
掴むことはできずに
まだまだあたしは落ちてゆく
いつになればどこかへたどり着けるのだろうか
めくったカードはブランク
どこかへ
遠いどこかへ